SKY BLOGBLOG

AWS Certified Solutions Architect - Professionalに合格しました

MSP部の佐々木駿太です。

先日、AWSのSolutions Architect - Professional(以下、AWS-SAP)に無事合格したので、受験の記録を残します。

1. AWS-SAPとは

試験の詳細は以下リンク先を参照
 
問題数は75問、試験時間は180分です。
自分は60分残して回答の見直しに移りましたが、見直し時間が全然取れなかったという声も多いようです。

2. 筆者について

スキルレベルの目安として記載します。
 
■業界経験
・新卒3年目(=AWS歴)
 
■所持している資格(一部抜粋)
AWS:アソシエイトレベル3種
Azure:Azure Administrator Associate
Google Cloud:Professional Cloud Architect、Professional Cloud Network Engineer

3. 受験のモチベーション

3年前に取得したAWS-SAAの更新が2月に迫っていたため、このタイミングの受験となりました。
元々SAAの更新時にAWS-SAPに合格することを目標にしていたので、予定通りのタイミングです。
最近はGoogle Cloudに浮気していましたが、AWS-SAPの取得は入社時に定めたゴールの1つだったので、一段と気合が入っていました。

4. 試験対策について

■勉強期間

集中して試験対策に取り組んだのは1か月半くらいかと思います。
前述の通り、受験のタイミングは以前から決めていたので、ここ1年くらいは他の勉強の息抜きに参考書読んだり、たまにBlack Belt読んだりはしてました。

■勉強方法

AWS-SAPは試験範囲が広く1問1問の難易度も高いことから、試験対策に特化したコンテンツになるべく多く触れる必要があると判断しました。
過去にアソシエイトレベル試験を3つ受験して知識の下地があったので、AWS-SAPの問題形式に慣れることに集中しました。
 
AWS-SAPは試験問題が75問と多く、1問1問が問題文・選択肢ともに長文であることから、試験時間が180分あるといっても効率よく問題を解いていく必要があります。
そのため、とにかく多く問題を解いて、要件からソリューションを一瞬で引き出せるようになるまで、パターンを頭に叩き込むのが大事だと感じました。
最終的には、長文問題を解くことに関してはそこまで苦にならなくなっていました。それでもさすがに75問はつらいですが…
 
自分は高校時代、現代文がかなり得意だったのですが、ソリューションアーキテクトの試験では国語力も問われます。
一見AWSのベストプラクティスに沿った選択肢でも、問題文で求められているものではない場合があるからです。
問題文の中から要件を正確に捉えることを意識して学習していくことが大切です。

■学習リソース

アソシエイト試験を受験した際の蓄積もあったので、試験対策には以下の3つだけ使用しました。
 
○AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~(リックテレコム)
参考書その1。
2020年6月に出た問題集で、その時にすぐ購入してたまに読んでました。
本試験同様の文章量の問題が分野ごとにまとめられており、解説もしっかりついています。
AWS-SAPの問題がどんなものなのかを知るために、最初に手をつけるのがおススメです。
最後に本試験と同じ75問の模試があります。
本試験よりは多少簡単なので、試験前にはほぼ完璧に解けるようにならないといけないと思います。
 
○AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(SBクリエイティブ)
参考書その2。
2021年10月に出た本で、こちらは教科書的な内容になっています。
比較的新しいので、参考書その1でカバーされていないサービスをこちらで学ぶことができます。
各サービスの重要な要素がまとまっているので、単純にAWSを学びたい人にもおススメできる本だと思います。
こちらも75問の模試がついていますが、ちょっと癖が強いです。
問題としては面白いものが多かったので、一度は解いてみることをおススメします。
 
○AWS WEB問題集で学習しよう(https://aws.koiwaclub.com/)
有名なWeb問題集です。自分が利用した時はAWS-SAPの問題は441問ありました。
最初から最後まで3周、後半部分の新しめの問題を追加で2周しました。
最終的に、後半部分の問題は完璧に解けるようにしてから試験に臨みました。
フォーラムが廃止になり、問題集のフィードバックをする場所がなくなったりと運営の仕方に疑問点はありますが、
AWS-SAPの問題形式に慣れるにはとにかく数をこなしたほうが良いので、利用したほうが合格に近づけると思います。
問題集の難易度としては、だいたいは試験より少し簡単で、同等の問題もいくつかある印象です。

5. おわりに

試験勉強の際に社外の方の受験記をいくつか拝見しましたが、評判通りの試験難易度でした。
これまで三大クラウドの資格を受験してきましたが、AWSの試験は特に難しく、試験問題を全て解いた後に「これは絶対合格したな」って感覚を得られたことがほとんどないです。
 
前述の通り、AWS-SAPは自分がスカイ365に入社した頃に設定したゴールの1つだったので、「合格」の文字が表示されたときの喜びもひとしおでした。
しかし、入社時と今ではだいぶ考え方も変わり、今はAWS-SAPはゴールではなく、AWSのプロフェッショナルとしてのスタートラインだと思っています。
Google Cloudに続き、AWSのプロフェッショナル資格も取得することができましたが、今はまだそれに見合う実力を持っているとはとても言えません。
これからも努力を続け、それぞれのプロフェッショナルとして恥じない実力を身に付けていこうと思います。