導入事例CASE

インタビューINTERVIEW

「ホテル売掛マイスター^®」とは

「ホテル売掛マイスター^®」は、送客通知システムやフロントシステムなど、外部システムとデータ連携することにより、売掛発生・回収業務の効率化を図ります。旅行会社の売掛金に対応した回収処理、売掛登録機能、請求書発行機能、回収登録機能、預り金管理機能、帳票作成機能などが主な機能になります。
クラウドサービスで提供するため、従来のクライアント／サーバ型に比べて、初期費用（ハードウェア／ソフトウェアの調達）やランニング費用（ハードウェア保守等）を大幅に抑えられ、安心・安全に活用することが可能です。

従来の「ホテル売掛マイスター^®」の課題

「ホテル売掛マイスター^®」は1999年にクライアント・サーバシステムの形態で販売を開始しました。
お客様ごとにクライアント・サーバシステムで導入いただいていましたが、以下の課題がありました。
1点目は、お客様が増えるにつれ運用・保守にかかる時間・コストが増えること
2点目は、複数の施設でご利用いただくお客様で集中管理を希望される場合がありますが、集中管理を行うためには独自のネットワークを構築していただく必要があり、お客様の導入コストが増えること
システムをクラウドサービス化することにより、実行環境を一元管理できるため、運用・保守コストの削減、及び、お客様の集中管理のご要望にも応えることができると考え、クラウド化の開発を行いました。
2013年にクラウド上でのサービスを開始し、上記の課題は解決ができていましたが、サービス開始時に選定したデータセンターでは、サーバ間の通信が不安定となる事象により、サービスを利用できなくなることがありました。

「ホテル売掛マイスター^®」のインフラにAWSを選んだ理由

システムの安定稼働のため、実行環境を再検討しました。検討のポイントは主に４点となります。
１点目は、安定した動作環境が重要なため、実績が多いクラウドであること
２点目は、重要な情報を扱うため、データの暗号化要件にあうこと
３点目は、利用施設が増加していくため、インスタンスコピーなどで拡張が容易であること
４点目は、既存のデータセンターと同等以下のコストであること
以上、４点を検討し、AWSに移行することを決定しました。AWS移行後、本観点の評価は正しかったと認識しています。

スカイ３６５の運用支援サービスを使用した理由

採⽤のきっかけは、ある休⽇深夜にAWSからのハードメンテナンスの通知を受けていましたが、運用担当者が通知に気づくことができず、お客様から連絡を頂くまでシステムが停⽌していることに気が付きませんでした。
24時間365日の運用監視の必要性を認識しましたが、当社の運用担当者による対応は現実的ではないため、24時間365⽇システム監視を⾏っているスカイ３６５様の運⽤支援サービスを利⽤することに決定しました。
運⽤支援サービス利⽤後は、AWSの障害発生時の連絡やディスク使用量のアラート発生時の連絡を速やかに頂きました。
おかげで、当社の運用担当者が余裕を持って対応することができ、サービスを止めることなく運用を続けることができました。
AWSに移行したこと、及び、スカイ３６５の運用支援サービスの導入により、安定したサービス提供が出来ています。
ありがとうございました。