株式会社アップ様
ストリーミング配信システムを使った遠隔授業の安定稼働を支えるSky365のサポート
中学受験・高校受験・大学受験を目的とした学習塾から英会話教室、科学実験教室、スポーツクラブ、幼児教室、珍しいところではレゴブロックを通して子ども達の創造性を育む教室など、「教育」という切り口で幅広く事業を展開している先進的企業である株式会社アップ様。
当初、主に社内拠点向けに配信していた、インターネット経由の授業を大規模展開してゆくことになり、スケールアウトの必要性が発生しAWSを選択した。
AWS選択の理由、そしてその効果について、株式会社アップ担当役員の水田猛様とインフラ開発主任の畑田貴史様にお話を伺った。
インタビューINTERVIEW
様々な教育事業を行っている御社が今回AWSを導入された経緯を教えてください。
畑田様:当社では9年前の2004年に初めてインターネット経由のライブ遠隔授業配信システム『E-Lecture』を自社で開発し、各地域の拠点に向けてサービスを開始しました。それ以来、様々な教育サービスの映像配信を実施しています。
『E-Lecture』は現在、社内で培ったノウハウを元に、社外のお客様に対してもライブ遠隔授業配信の仕組みとして提供していますが、当初はインフラ調達や保守などの観点から、2年契約のような条件をつけて限定的な提供をせざるを得ませんでした。また『映像&コーチング 研伸館SAT』においては、授業数の多さから膨大な量の映像データに対応可能な環境が必須でした。
このように、サービスの規模拡大に伴い、社内外の多様なニーズにお応えしていくためには、簡単にスケールイン・アウトできるような仕組みを作る必要が出てきました。
当初の『映像&コーチング 研伸館SAT』では、AWSとは異なるクラウドサービス上にストリーミング配信アプリケーションサーバーであるWowza Media Serverをインストールして運用していたのですが、その運用では当時、管理権限の付与等で柔軟性に欠けていたり、スケールイン・アウトを自在に行う運用が難しかったりという課題がありました。
そこで、運用が比較的簡単で、柔軟性にも富むというAWSを導入する事になりました。
導入・運用サポートの外部委託を検討した時、サーバーワークスを選択いただいた理由はなんだったのでしょうか。
畑田様:実は2011年の東日本大震災の直前AWSの東京リージョンができた際に、自社で少し使ってみたのです。管理もし易く、AWSはかなり使えそうだと感じていました。その後、震災が起き、サーバーワークスによる日本赤十字社への導入事例の事を知りました。事例をきっかけにAWSのエキスパートである事を知り、サーバーワークスに問い合わせを行い、AWS導入を依頼しました。
そして、導入後の安定したシステム運用を実現するため、サーバーワークスが提供するスカイ365の運用サポートを導入する事に決めました。
スカイ365では、監視システムであるZabbixによる24時間365日の障害・性能監視やサーバーワークスと同等のスキルを持ったエンジニアによる問合せ対応、これまで蓄積されたAWSサポートのノウハウを駆使したきめ細やかなサポートで、Wowza Media Serverによるストリーミング配信システムを使った遠隔授業の安定稼働が実現しています。
どんどん進化するAWSに柔軟に対応し、最適化されたサポートを提供して頂いているので安心して、本業に専念することが出来ます。
ありがとうございました。
概念図
企業情報
社名 | 株式会社アップ |
会社ロゴ | |
URL | http://www.up-edu.com/ |
本社所在地 | 〒663-8204 兵庫県西宮市高松町15-41 |
設立 | 1977年 |